

また、両本殿ほか十四棟が一括して昭和二十八年に重要文化財に指定された由緒ある神社で、出雲日御碕灯台とともに日御碕住民の誇りとなっている社です。
出雲日御碕灯台資料展示室の開設式典は、予定どおり午前十時から燈光会田中事業部長の司会のもとに次の式次第により始まりました。
−開式の辞
−式辞
−来賓祝辞
−工事経過報告
−感謝状贈呈
−関式の辞
−テープカット
式辞では燈光会会長代理として築貫専務理事が「日本船舶振興会のご理解もあり、補助金事業として、また、大社町のご援助により、燈光会が日本で初めて造る資料室であり……」と、また八管灯台部長は来賓祝辞で、正月早々起きたロシアタンカーの重油流出事故を捉え「生活の場としての海の大切さ、海上を航行する船舶の安全がいかに大切かを知らしめた。その意味からここに開設した灯台資料展示室は、燈光会が目的とする航路標識の周知や海事思想の普及、それに伴う海上交通の安全を図る上から、必要性を思い知らせてくれる……」
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